幼児の通信教育は色々あり、どれにしたら良いか迷いますよね。
私も、初めは違いがほとんど分からず、そこまでリサーチなどしていませんでした。
ですが、実際に受講したり、お試し教材をやってみると、結構難易度や、内容に違いがあることが分かりました。
そこで、おすすめの幼児通信教育教材の違い、メリット・デメリットについて紹介します。
1.おすすめの幼児通信教育教材5社の比較・違い (2020年現在)
私が実際に受講したり、体験をした幼児通信教育教材5社を比較した表です。
幼児教育名 | 対象年齢 | 受講費(年長コース・税込) | 特徴 |
こどもちゃれんじ | 0~6歳 | 1,980円~ | こどもが興味をもつ工夫が満載
DVD、付録も多い 総合コース:基礎 思考力特化コース:発展 |
Z会 幼児コース | 3~6歳 | 2,431円~ | 考える力を伸ばすこと、体験を重視
提出課題もある 難易度は高め |
幼児ポピー | 2~6歳 | 1,045円~ | 価格が安く、気軽に始められる
シンプルな教材 5社の中で、一番難易度が低く、基礎的な内容 |
まなびwith | 3~6歳 | 2,369円~ | 図鑑を使って調べる習慣をつけられる
思考力をつけるワーク 難易度は高め
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スマイルゼミ | 4~6歳 | 2,980円+タブレット代 | タブレット学習のため、こどもが一人で取り組める
内容は、基礎+発展
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今回ご紹介した教材は、それぞれ月3000円未満で学ぶことができます。
中高校生になると、塾代は月何万もかかりますよね。
幼児のうちでしたら、長年の実績で改善を続けてきたサービスを月3000円未満で利用できるので、始めることのメリットが大きいですよね。
また、親が、子供に何を学ばせるかを考えるのはとても大変です。
通信教育でしたら、その時送られてきたものに取り組めばいいだけですので、親の負担もとても減ります。
2.幼児向け通信教育の選び方
5社の違いを簡単にまとめましたが、どれが自分に合っているのか、決めるのが難しいですよね。
どれもそれぞれ良さそうで悩みますよね。
選び方で一番おすすめしたいのは、どれもお試し教材(無料)があるので試してみるということです。
色々悩んでいても実際に体験してみないと分からないので、まずは無料で教材を取り寄せ、子供に取り組んでもらいます。
それから、子供が「これをやりたい」というものを自分で選ばせるのが良いでしょう。
子供も、自分が選んだものですと、続けようという気になりやすいです。
幼児教育だけではないですが、子供がワクワクして取り組める、というのがはとても大事ですよね。
全て試してみてから選ぶのが、後悔がないと思います。
5社の特徴から、それぞれをおすすめする方
・机に座って学習する習慣をつけたい。おもちゃは不要 価格を抑えたい:幼児ポピー
・楽しみながら基礎的な内容プラス社会性も学ばせたい DVDも欲しい:こどもちゃれんじ
・基礎力にプラスして、体験を通じ、考える力を身につけさせたい:Z会幼児コース
・基礎力にプラスして、自分で調べることを通じて学習させたい:まなびwith
・自分でどんどん学習を進めてほしい。英語もやりたい:スマイルゼミ
我が家の場合
・0歳~2歳
0歳でこどもちゃれんじ Baby を始めました。
発達に合った内容のおもちゃや教材が送られてくるので、子供はチャレンジが届くのが毎月本当に嬉しそうでした。
ちゃれんじだけやっていれば、子供は自然とその時に必要なことを学ぶことができました。
・2歳~4歳
2歳になった頃からおもちゃの数がかなり多くなってしまいました。
収納も大変ですし、子供がおもちゃを大切にしないようになったと感じました。
そのため、おもちゃがないポピーに変えました。
ただ、こどもちゃれんじの内容も魅力的で、一時ポピーとこどもちゃれんじを併用していました。
子供が年中の時は、私が仕事に集中しすぎて、通信教育についてあまり考えることもなくポピーを続けていました。
ただ、勉強をあまり見てあげられていなかったため、(内容が簡単で量もそこまで多くない)ポピーがたまってしまっていました。
(この時にもっと勉強を見てあげてれば良かった、、Z会を始めていればよかったなぁ・・と反省&後悔しています)
・5歳~
その反省を踏まえ、年長になる少し前からこどもちゃれんじを再開し、ポピーと併用しました。
娘は、やっぱりこどもちゃれんじが大好きで、毎月届くと嬉しそうにすぐにワークに取り組んでいます。
ワークに取り組むと、「かきじゅんなび」のボタンを押せるなどゲーム要素もあり、とにかく楽しそうです。
その後、ポピーは少し易しすぎる印象を受けたので退会しました。
近く、Z会も申し込む予定です。
3.こどもちゃれんじの特徴・メリット・デメリット
こどもちゃれんじの特徴
とにかく子供が興味を持って学習に取り組める工夫が充実していることです。
0歳から始められ、その年齢に合った知育玩具が届きます。
■ひらがなパソコンです。歌やかるた、しりとりなどもできて、こどもの名前を呼んでくれます。
おもちゃは本当に工夫されていて、子供が興味を持って遊びます。
■時計のおもちゃです。時間をあてるゲームができたり、時間が測れます。
■かきじゅんなびです。ひらがな、カタカナなど文字の書き方を教えてくれます。
おもちゃで遊んだり、絵本を見たり、DVDを見るうちに、自然と数の概念や、文字、生き物の育ち方などについて学ぶことができます。
■オジギソウを育てるセットです。種を蒔いて、水をやって芽が出て・・大切に育てています。
また、しまじろうと、その友達のキャラクターがとても親しみを感じさせます。
子供は、しまじろうと一緒に成長していくことができ、しまじろうは友達でありライバルです。うちの子供たちも、例えば「しまじろうは帰ってきてから手を洗っていたよ」と言うと手洗いをしました。また、トイレトレーニングの際も、しまじろうがトイレ行っているよ、というと子供たちも「行ってみる」と言ったり、しまじろうの力は偉大でした。
また、こどもちゃれんじは文字や数などだけではなく、社会性も取り扱っているのが、親がとても助かるところです。
こどもちゃれんじのおかげで、友達に優しくすること、挨拶をすること、外に出る時は親と手をつないで歩くこと、などを自然と覚えることができます。
0歳のこどもちゃれんじ Babyはまだ始めなくてもいいかもしれませんが、1歳のこどもちゃれんじぷちの内容は、子供の成長にとって本当に欠かせない内容だったと思います。
今でも、「ご飯の時は椅子にピタ」「半分こ、半分こ、二人で仲良く半分こ」などの歌を歌うことがあります。厳しく注意するより、楽しい歌でしつけができるのもとても良いです。
こどもちゃれんじのメリット
1.基礎的な学習内容を楽しく学ぶことができる
2.生活習慣やしつけについても DVD や絵本、歌などで自然と身に付けられる
3.知育おもちゃはよく工夫されていて、子供が楽しみながら学ぶことができる
4. DVD があり、英語も自然と耳にすることができる
5.しまじろうなどのキャラクターが一緒に成長するので楽しい
6.思考力特化コースもある。より考える力を身につけたいという場合は、そちらのコースに切り替えることも可能
こどもちゃれんじのデメリット
1.総合コースは、基礎的な内容なので深く考えて答えを出すという感じの問題は少ない
2.(特に0歳~3歳までのコースは)おもちゃが増えて収納が大変
3. DVD があるのでテレビをあまり見せたくない人には向いてない
このようなデメリットもありますが、年長で実際に受講している今、内容に大満足しています。
子供も夢中で取り組んでいますので、やっていて良かったです。
4.Z会幼児コースの特徴・メリット・デメリット
Z会幼児コースの特徴
あとのびを重視した親子で取り組む体験型教材があることと、ワークが考えさせる内容が多いということです。
繰り返し基礎的なひらがななどを練習するというよりも、一工夫した問題の出し方になっています。また、提出課題もあるので、親子でしっかり取り組むという感じです。
■ただひらがなを書くのではなく、前後を読んで、あてはまる平仮名を書きます。
ペアセットという教材を通じて、実際に体験をします。これは、太陽の光を反射させて、光の特徴を知ったり、考える体験を紹介しています。
また、Z会では料理を重視しています 。料理を通じて、学ぶことってすごく多いですよね。素材の特徴、栄養について、切り方、食材を入れる手順などなど。。
幼児の時期は、あまり詰め込み学習をするというよりも、色々な体験をすることが大事です。
そのため、考える力を伸ばしたり、体験をベースに知識をつけることを重視しているZ会幼児コースは、内容がとても魅力的です。
Z会幼児コースのメリット
1.5社の中で難易度が一番高く、考える力を伸ばす事を重視している
2.提出課題もあり、毎月取り組む意識付けができる
3.親子で取り組む体験型教材があり、体験を通じた知識の習得や理解を深めることができる
4.信頼の実績があり、安心感がある
Z会幼児コースのデメリット
1.ワークはシンプルであまり子供の興味を引くという感じではない
2.考えで答える問題が多いので子供一人では取り組めない
3.おもちゃなどは付いてこなく、楽しい感じが少ない
子供に合うかどうかが大事ですので、試してみるのが一番です。
5. 幼児ポピーの特徴・メリット・デメリット
幼児ポピーの特徴
とにかくリーズナブルな価格とシンプルな設計です。
月1000円程度で、ワークが2冊、親向け雑誌、特別教材が付きます。
内容はとてもシンプルで基礎力重視です。その時の年齢の子におすすめの運動についての動画などを見たりするデジタル教材もあります。
2歳から始められるので、学習習慣をつけたいという場合にぴったりです。
幼児ポピーについてはこちらの記事もご参照ください。
6.まなびwithの特徴・メリット・デメリット
まなび with の特徴
2019年春に小学館の教材で、図形を使った調べ学習が一番の特徴です。
おためし教材をやりましたが子どもたちはとても楽しそうに取り組んでいました
まなび withに入ると、オンラインで色々な種類の図鑑を見ることができます。
■図鑑を読み、問題に答えます
まなび with のメリット
1.図鑑と連動しているので、どんどん調べたい気持ちになる
2.基礎的な内容はもちろん、考えで解答する問題が多い
3.教材のページ数が多く、たっぷり勉強したい子に向いている
まなび with のデメリット
1. まだ新しい教材なので 口コミや実績が少ない
2.子供が一人では取り組めない
7.スマイルゼミの特徴・メリット・デメリット4.
スマイルゼミの特徴
タブレット学習に特化していることが最大の特徴です。
タブレットの特徴は、子供が気軽に勉強に取り組めることです。
また、英語を学ばせたい方には、タブレットなので実際に音を聞いたり、真似して発音することもできます。
また、何度も繰り返し聴いたり問題を解けるので、英語のような音声が必要+基本的にパターンを暗記するような教科にとても向いています。
スマイルゼミのメリット
1. ひらがなやカタカナの練習計算など好きなだけできる
2. 英語の音を聞いたり 実際に発音したりすることができる
3.自分の好きな学習を好きなだけできる
4.こども一人で自主的に学習できる
5.ゲーム感覚で気軽に勉強ができる
スマイルゼミのデメリット
1.親子で一緒に問題に取り組むというのには向いていない
2. じっくり考えて取り組むという問題にはタブレットは向いていない
3.どちらかと言うとパターンを覚えたりどんどん問題を進めるのに向いている
8.まとめ
中学校の教員をやっていた経験から思いますが、貴重な幼児期に学習習慣を身に付けることや、学ぶ楽しさを知っておくことの意味は大きいです。
今回ご紹介した教材は、それぞれ月3000円未満で学ぶことができます。
実際に受講したり、お試し教材をしてみると、各社本当に工夫されています。
そのため、一回の飲み会の値段で、1か月受講できると考えると、とても安いと感じます。
今回の記事を参考に、 ご自分のお子さんに合った教材を見つけるヒントになれば嬉しいです。
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