共働きなのに、 家事や育児の負担が自分ばかり大きいなぁと不公平を感じたり、夫にイライラすることありませんか。
自分も仕事をしているのに、夫だけ自由に残業ができて自分は許可を得ないといけなかったり。
自分は時間内に仕事を終わらせようと色々と工夫していて、終わらなくても子供を迎えに行っているのに、夫は際限なく仕事をしていて、自分の気持ちをわかってもらってないなあと感じたり。
私もそういう経験があり、どうしたら家事分担が上手くいくのか本を読んだり、アプリを使ってみたり、男女の心理の違いの本を読んだりしました。
そういったものをヒントに行動すると、徐々に改善していきました。
正直、もっと早く帰ってきてほしいなとは今も思いますが、夫の事情も以前よりは理解できるようになったので、 そこまでイライラすることはなくなりました。
そこで、イライラしたときの対処法や、家事の分担方法、便利なアプリについてご紹介します。
1.はじめに・・妻のイライラの原因
初めに、どうして妻はイライラしているのかということについてです。
NHKのクローズアップ現代という番組の「妻が夫にキレるわけ ~“2800人の声”が語る現代夫婦考~」では、妻が夫にイライラする原因を調査していました。
番組の独自調査によると、妻のイライラの理由は以下の通りだそうです。
1位:「私(妻)の気持ちを理解していないから」
2位:「子どもと同じように世話をしなければならないから」
3位:「夫が家庭のことを顧みず、自己中心的だから」
4位:「性格が合わないから」
5位:「仕事ばかりで、家のことを何もしないから」
NHK クローズアップ現代 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3817/1.html
すごく共感しますよね。
1位は、「気持ちを理解してくれていない」ということでした。
「家事をやってくれないこと」よりも、「気持ちを理解してくれていない」ということが上位というのが女性の心理を表しているように思いました。
2.夫との家事分担をスムーズに進めるためのマインド・イライラ対処法
では、家事分担をスムーズに進めるためのマインドや、イライラの対処法はどういうものなのでしょうか。
家事分担だけでなく、夫と生活する上で以下のような点を認識しておくと、コミュニケーションがスムーズになるなと気が付きました。
1.夫は、自分とは別の価値観を持った人だと理解する
同じ家に住む夫婦でも、夫は自分とは別の環境で生まれ育った、自分とは違う価値観を持った人です。
そのため、夫が大切にしているものがあることや、考えがあることを認めることは大事です。(難しい時もありますが・・)
2.他人を変えるのは無理だと理解する
夫は自分とは違う他人なので、他人を変えるのは無理だと理解します。変えられるのは自分だけです。
夫を変えようとするのではなく、どのようにしたらお互いが気持ちよく暮らせるのか、イライラの原因は何かを分析して、話し合って、改善策を実行していくといいです。
仕事の問題解決と同じだと思うと良いと思います。
3.夫に自分の気持ちを「察して欲しいと思わずに、伝える」
気持ちを理解してもらえない場合、「自分の今の気持ち」、「自分は今どうしてほしいのか」を明確に伝えると良いです。
例えば、何か話している時に、それについて解決策を求めているのではなく、共感の気持ちが欲しい場合は、今は共感して欲しいんだよね、と言えば分かりやすいです。
気持ちを察してくれることを期待しない方がいいです。
2020年HRテクノロジー大賞で「イノベーション賞」を受賞された「KAKEAI」というサービスがあるのですが、このソリューションは、夫婦間の話合いにも繋がるものだと思いました。
このサービスは、上司・部下の1 on 1ミーティングの際、メンバーが希望する「トピック」と「求める対応」を選択することで、上司はメンバーの期待が的確に把握できるというものです。(例えば、「一緒に考えてほしい」「アドバイスが欲しい」「話を聴いてほしい」などです)
夫婦間の話し合いも、仕事と同様、何を求めて話しているのかを明確にしてあげると、相手にとってもわかりやすくなります。
一般的に男性は、心理学的に、問題を相談されると、解決策を提示しようとするということなので、上手く伝わっていない場合は、「共感してほしい」「相談に乗ってほしい」と伝えると良いと思います。
4.男性は結婚すると「家庭を養っていかなければ」という気持ちから仕事にのめり込んでいる可能性がある、と理解する
全員に当てはまるというわけではありませんが、一般的に男性の場合、結婚すると責任を果たさなければと思う気持ちが強くなります。
仕事ばかりしている心理の裏側に、妻や子供への愛情があるということも理解してあげれると、いいのではと思います。
5.感情を持ち込まずビジネスを進めている感覚ですすめる
仕事でも、イライラしたりするはあると思いますが、仕事の相手に対しては感情を思い切りぶつけたりしないですよね。
それよりも、論理的にメリットデメリットを比較したり、負荷を比べて分担を決めたり、認識合わせをしながら進めていくと思います。夫ともその感覚でやっていくと、不必要にイライラしたりすることがなくなります。
3.家事分担をスムーズに進める方法・コツ
心理的にイライラしないこつを紹介しましたが、ここからは、具体的に家事分担をスムーズに進める方法やコツについて紹介します。
1.家事分担の割合を可視化(見える化)し、現状について認識を合わせる
まずは、家事の分担割合や不公平さについて見える状態にするということをお勧めします。
男性にとっては、感覚的に言われるよりも数字などで定量的に論理的に見せた方が理解がしやすいからです。
そのためのお勧めのアプリはこちらです。
Yieto:家事分担のモヤモヤを解消する
株式会社フラップ無料posted withアプリーチ
このアプリでは、初めに現在の家事の分担状況について、以下から選んでいきます。
1.妻が対応:赤
2.夫が対応:水色
3.二人で対応している:黄色
うちの状況はこういう感じでした。
夫は、比較的協力的なので、結構「二人で対応」というのが多く見えるかと思います。
ですが、実際は私がイニシアティブをとって(忘れないよう管理し)夫に依頼して夫が実施する、というものも多いなぁとアプリを使ってみて分かりました。(それでもやってくれているので感謝ですが、自ら気づいてやってほしい・・とい声もあります)
2.家事の分担状況について改善したいポイントがあればそれについて話し合う。
アプリを使って分担状況が可視化できたら改善したい点を話し合い、もっと夫に家事をやってもらいたい場合は、具体的に夫担当の業務を決めると良いでしょう。
具体的な自分の担当業務がはっきりすると、責任を全うしようと思って行動しやすくなるようです。
3.分担した仕事の内容は、明確にして認識合わせする。
例えば、洗濯物だったら取り込んで畳んでタンスにしまうところまでなのか、さらに洗濯機のゴミを取るところまでなのか、徐々に伝えて認識合わせをしていくといいでしょう。
4.夫が得意なものをやらせたり、家事が楽しくなるようなアイテムを購入する
得意不得意はあるので、好きな家事をやってもらうのがいいと思います。
また、より家事が楽しくなるためのグッズも男性にとっては重要なようですので、例えば料理だったら、調理器具を一緒に選んだり、気に入った物を買うと良いでしょう。
5.家電を使って時短する。家事代行サービスを使う。
便利な家電をどんどん導入したり、家事代行サービスを使ってそもそもの負担を減らすというのも、もちろん効果的です。
6.機嫌よく伝える。自分の機嫌は自分でとる。
機嫌が悪い人には誰でも近づきたくないと思います。
家庭でも出来るだけ機嫌よく接することで、夫も平和な家庭を守ろうという気持ちになりやすいので、分担については穏やかに伝えるといいと思います。
(ただ不満がある場合は、察してくれるのを期待せず伝えた方がよいです)
7.夫がしてくれたことをメモに書いて思い出してみる
夫がしてくれたことをメモで書き出してみるというのも一つの方法です。結構やってくれてるなと思えると感謝に繋がると思います。
全然やってくれてないということが分かった場合は、自分がやっていることを書き出して、見える化すると負担が分かりやすいです。
8.家事のこだわりを減らす
家事について、自分が主導権を握っている場合は、こだわりが原因でイライラしてしまうようだったら、無くせないか工夫するのも一案です。どうしてもこだわりがある場合は、明確に伝えてどういうふうにやってほしいのか共有すると良いですね。
9.他のパパ・ママと交流して工夫を学ぶ
友達の家庭と交流して、お互いの工夫を知ると、解決策が見つかることも多いと思います。
また、もっとおおざっぱでいいな、と思えたり、考えが変わるきっかけになることがあります。
4.まとめ
家事の分担に関する問題は、とても多くの人が感じていることではないでしょうか。
出来るだけイライラせずに、不公平感を感じずに生活したいですよね。
夫は、「別の星から来た人だ」と思ってコミュニケーションをとったり、ビジネスだと思って考えたり、夫の立場になって考えてみると、イライラが改善できるかもしれません。
家事分担がうまくいき、少しでも記事が参考になれば嬉しいです。
ご訪問くださりありがとうございました!!
ブログ村に参加し始めました。応援クリックが励みになります。よろしければ、ポチっとしていただけるとありがたいです。
コメント